子供の頃、東京の葛飾の友達の家に、初めて泊まりに行ったとき、夕食がコロッケでした。母とほぼ二人暮しだった私の家族と違い、その子の家は、おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、友達と妹の大家族でした。
そして、夕食は友達が来るというので、ご馳走との事。
丸い大きなちゃぶ台の上に、丸い大きなお皿、そして山積みのコロッケ。
一人ひとりに山盛りご飯とお味噌。
こういう感じでコロッケを食べたことがないので、戸惑っていると、友達は、コロッケを1つ取り、ソースをドボドボかける。
それを一口に切って、再びソースに浸しながら、ご飯を食べる。コロッケ1つで、ご飯一杯、おかわり!
その間、おじいさんの昔話から、おとうさんのダジャレ、友人のカチャカチャいう茶碗と箸の音、なんか幸せな時間だなーと子供心に思いました。
ああ、コロッケが食べたい。
でも、うちの子供にはソースかけ過ぎ!と注意してしまうのでした。
Yuzu